経歴20年目
【スリランカ上座部仏歯寺マルワットゥ派所属/比丘(国家公認僧籍資格者)】
10月末日をもって経歴20年目に達しています。スリランカでは和尚と呼ばれるよりも「長老」と呼ばれる立場になっています。私達にとって20年を超えることは一定の節目であります。
身体が健康であること
意思が壊れず不退転であること
知恵が優れて明瞭であること
当初より3年間はスリランカ所属僧院の近隣寺院の長老達からは、自分の僧名では呼ばれず「ジャパニーズ」としか名前を呼ばれなかったのですが、それは意地悪ではなく「この生き方は安直簡単ではない」という長老達の激励でもありました。
僧侶国家資格を取得した後の3年目に名前で呼んで頂いた時は嬉しかったですね。
日本仏教史において上座部仏教を伝える国で具足戒を受け、比丘となり経歴20年を超えて活躍されてきた日本人僧は極めて数少ない存在です。
現在、真言宗においては和尚が唯一の存在であるため、後継の育成にも携わっていきます。
次代へ伝えなけれ自分だけのものになり価値がありません。
今後とも社会に貢献できる布教活動を和尚自身が楽しみながら、有意義に得意とする技術や知恵を活用して続けます。
お釈迦様は「英知ある心の解放と自由」を求めて修行僧になられ遂に覚られました。
信仰と戒律にも依存しない、束縛されない「英知ある心の自由」とは人間が求めるに相応しい「真理」であります。
これは謎かけのようで極めて難しい見識でありますが、それを知る和尚は伝える布教に腐心していきます。
日本全国の方々よりお寺を支えて頂きありがとうございます。

