6月5日(金)の満月日に、一日限定で、「仏足石(ぶっそくせき)」の特別『御朱印』を押印いたします。
「仏足石(ぶっそくせき)」とは、お釈迦様の足の裏で、お釈迦様を現した極めて古い表現方法です。紀元前4世紀頃から、ガンダーラ地方で、仏足石が作られたと記録に残っています。お釈迦様を表現する、人型の仏像が、最も古い表現方法ではなく、じつは、仏足石、菩提樹(樹木)、法輪(牛車の車輪)でお釈迦様を表現したのが、「仏像」の起源なのです。
我が国、日本の仏教は、昔より、人型の仏像に親しみと信仰を抱いております。スリランカでは、アヌラーダプラ市にある、瞑想するお釈迦様を表現した「サマーディブッダ」に代表されるように、人型の仏像も多く製作され、人々の信仰を寄せていますが、菩提樹(樹木)と仏足石、仏塔(舎利塔)に、より強い信仰を寄せている特徴もあります。
スリランカの仏教(上座部派)では、5月の満月日から、6月の満月日まで一ヶ月間を、お釈迦様の生誕と、成道(覚った日)と、涅槃(寿命が尽きた日)のとして盛大にお祝いしています。スリランカ仏教では、一年のうちで、最も大切な一ヶ月として、各仏教徒の家庭では、手作りの「紙製ランタンちょうちん」を軒先にぶら下げて、お祝いしています。
興法精舎では、5月の満月日は臨時閉鎖していました。そのため、お祝い行事ができなかったため、6月5日(金)の満月日に、お釈迦様の生誕、成道、涅槃のお祝いをいたします。
【一日限定、仏足石『御朱印』】
6月5日(金)12時より、一日限定の、特別御朱印『仏足石の朱印』を押印いたします。
仏足石「印」製作の施主は、匿名の方の刻印によるものです。施主の尊い功徳にも応えるため、一日限定の『仏足石』の朱印を頂く為には、先に講堂にて、おのおの『般若心経』をお唱えの上、お参りください。『般若心経』のお経の本は、お寺に常備してあります。
㊟ 一日限定です。来年以降に行うこともありません。翌日以降に受け付けることもありません。どなた様にも特別扱いはいたしません。時間内にお越しの上、『般若心経』で、お参りされる事が「押印」の条件です。
※視聴覚に不自由の御方は、主監に申し出ください。応対いたします。
※「仏足石朱印」は、撮影不可のため、朱印本体の写真を掲載してお知らせすることができません。ご了承ください。
【受付内容】
6月5日(金) 一日限定
12:00 『仏足石』の御朱印受付開始
講堂にて『般若心経』を、各自、一度必ずお唱えの上、お参りください。
~18時頃までにはお越しください~
19:00 6月仏教講座「満月会」第119座目
奉納料 300縁