5月26日(水)月例仏教講座「満月会」第131座目

檀家の有無、宗旨宗派問わず、どなたでも参拝できます

【日付】5月26日(水)

【時間】19時から(※所要1時間ほど)

【主な内容】八戒の受戒、供養、供養、祈願

【施食】精進けんちん汁とご飯

【法話】尊者達の生涯について

お釈迦様は、俗名「ゴータマシッダールタ」と言い、37歳の時に悟りを得られ、自らを「ブッダ」と名乗られました。ブッダとは「目覚めた者」という意味です。

私、和尚のお釈迦様に対する見解では、お釈迦様自身が「人の存在理由」について探求されたことが、「お釈迦様の悟り」を知る重要なテーマであると考えています。

お釈迦様ご自身が、「人間が生きるとは何か」をしきりにお考えにならたと私達が推察すると仏教の解釈の幅が広がることでしょう。

和尚は毎日、自分の人生を振り返ったり、とりまく人々を観察して、「生きるとは何か」を考えています。

ブッダは、生ある者が、生きることは「苦しみである」と説かれていますが、「苦」という言葉の解釈が、じつに広いのであります。

お釈迦様は、北インド出身であることから現代に通じるインド人の気質があります。言語はサンスクリット語を主とした言語を話されていました。ご活躍された地域の、気候、風土、を含めて考えるけでも、お釈迦様が言われた「生きることは苦しみである」という言葉の解読のヒントになるのです。

例えば、気候(気温と湿度)、日照時間、夜の長さ、動植物の種類、水質、食べ物、が異なるだけで人間の生活習慣と共に、骨格に影響を及ぼします。背が高いか、足が長いか、視力、聴力、嗅覚力、肺活量など、免疫力、様々な部位にです。民族間の言語の違いも大いに差違が生じます。

これらの事「条件」は、お釈迦様が、なぜ思慮深いお方であったのかを知る手がかりになります。

和尚は、偉大な方として今日に伝承されるお釈迦様の生涯について、5月の満月会にて、和尚が独自の視点で解説をします。

スリランカ上座部派が伝えるところによると、5月の満月日は、お釈迦様の「誕生」「悟り」「般涅槃」(※寿命を終える)の日だと伝えられています。

スリランカでは、5月の満月日をパーリ語でブッダ祭りを意味する言葉「ヴェーサーカ」と言い、5月の満月日を盛大に祝う日となっています。