2月8日(土) 月例仏教講座「満月会」第116講座

2月8日(土) 月例仏教講座「満月会」第116講座
19時~通常通り *1時間ほど
施食~精進 けんちん汁
参拝・聴講は、どなたでも自由です

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法話 ブッダの思考解説 
「自分勝手」をする自分
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お釈迦様は「幸せに生きましょう。ケンカしてはいけません」とわかりやすく言っています。美味しいものをたべている時や、仲良く楽しく過ごしているときの、平穏な時と比較すると、ケンカしないことは、とても大事なことですよね。

「私はケンカしない」と主張をするのはよいことです。私もケンカするのが嫌です。頭痛はするし、何日も嫌な気持ちが残ります。でも「ケンカしない」そのために「ケンカして争う」ならば、本末転倒なことです。また「見て見ぬふり」も褒められたことではありません。

お釈迦様が教えられている、この例題では、例えば、国と国の間で起きることや、凶悪大事件の事例の場合を言っているのではありません。私たち、一人一人の、ごく普通の生活の中で起きる、自分自身のことを指して言っているのです。

私たちは、腹が立って、怒ってしまうと、通常どのような気持ちがわいて、どのような行動を取るでしょうか。「よし、論破してねじ伏せてしまおう」「私は意見を侮辱された」「あんなやつに」と感情的になってしまいませんか。人の心の中に「憎しみ」という憎悪が出てきます。

誰でも、他人と意見が一致しないことで嫌悪感を抱くことや、一方的に、自分自身と違う考えを投げかけられることがあります。そこに、お釈迦様は、「怒らないようにしよう」「嫌なこと言われても、我慢して耐えましょう」と理想的主張だけを、お釈迦様は言っているわけではありません。

腹が立つ気持ちが出てくるには、「理由」があると言っているのです。しかも、ものすごく合理的、哲学的に言っています。これが、ブッダの知恵と言われる本質になるのですが・・・

詳しくは、「「自分勝手」をする自分」と題して、2月8日(土)の満月会でお話しましょう。