11月29日(日) 19時~(1時間ほど)
偉大なる尊者達は、お釈迦様の教えを分析して、考えられました。
人の人格(性格)は、自己の人生を形成する最もな要素であります。それゆえに、自己の行動の結果が、自分の人生を組み立てることになります。
人は皆、自分の『願望』に基づいて行動します。たとえば、その『願望』が、一瞬の暴力的であろうとも、慈愛にあふれた行動であろうとも、全ては、人の、その時の『願望』に基づいているものです。
尊者達は、人の持つ『願望』の先のもたらす効果から、『願望』は「幸せ」の意味と共有するものだと表現されています。困難な人を助けたり、親切に接したり、正直で誠実であったり、人の労苦に気遣った配慮などは、『願望』であり、その反対の良くない言葉や行動も、その人の『願望』であります。
その人の『願望』、いわゆる「幸せ」を生み出したいために、人は行動をとります。そこで、お釈迦様は、人の「幸せ」というものは、人々の中にあって優れたるものであり、国の王様から賞賛されるべきものであり、神々からも賞賛されるべきものであり、心地よいものであり、遠方から来てまで見るに値するものである、などと、誰にでもわかるように表現を多用されて、良質な「寄せ集め」によって構成されたものが「幸せ」だと教えられています。
それがために「良い人であれ」と教えられ、良いこととは、あれや、これやと、自分の「幸せ」は、優れたる要素を足し算で考えればよいのだと、教えられています。
例えば、1+1+1+1+1+1+1+1+1+1=10ですね。
性格も足し算に置き換えて考えてみれば、理解は簡単ですね。たとえば、人の性格で、お釈迦様が推奨された優れたる部分、10種を挙げてみましょう。
「親切」+「朗らか」+「冷静」+「寛容」+「義理堅い」+「実直」+「清潔」+「思いやり」+「忍耐強い(諦めない)」=性格
というわけです。
さて、お釈迦様の弟子達、偉大なる尊者達は、人の行動や、言葉は、「意識」に基づいて表面化されると言っています。その中で、たとえば良好な『意識』が生み出されるにも条件(理由)があると言っています。すなわち、たとえば、善良な「親切心」でも、それはどこからやってくるのでしょうか。と、考えるわけですね。自然、偶発的に生まれるのでしょうか。いや、そうではないのです。
では、続きは、11月『満月会』仏教講座にて、予告通り、偉大なる尊者達が考える「意識」についてお話しましょう。
お釈迦様、お大師さん、尊者達よ。ありがたや
11月29日(日) 19時~『満月会』1時間ほど
【「過去帳」に記載されている精霊の親族、および縁者の方へ】
興法精舎では、興法精舎の『過去帳』(戒名を記録している冊帳)に記録されている、亡くなられた方、先祖代々精霊などの、亡くなられた精霊に対して、「満月会」にて、ねんごろに供養しています。そのため、興法精舎の『過去帳』に記載されていることを承知の親族の方は、興法精舎にお参りできなくても、めいめいの仏壇にて手を合わせていただければ幸いです。
なお、『過去帳』(戒名を記録している冊帳)に記録されている精霊は、毎日、必ず、一つ一つの戒名と、俗名を読み上げて供養しています。該当するご親族の方は、精舎と僧侶が供養している旨を、みなさんの胸に留めていただければ嬉しいです。