2月19日(水) 11:15~
こんにちは。冬の終盤、今年は、とうとう屋根の雪おろしをしなくて済みそうですね。こんな珍しい年は、いつの頃以来だろう・・・・と過去を振り返っていると、旅をしていた頃を思い出しました。
私は20代後半、世界33カ国を旅してきました。大きなリュックサックを背負って旅をする「バックパッカー式」でした。でも、海外旅行の経験もないまま、バックパッカーをしたわけではありません。初めての海外旅行は、高野山高校在学時の修学旅行で、台湾を訪れたのが初めです。
17歳くらいの時は、世の中が妙に腹が立って、対人でも衝突することがあったものですから、せっかくの修学旅行の思い出も、じつは、ふてくされていたため、たいしてありません。でも、覚えているのは「たくさん食べた」です。
ふてくされていた旅行でも、唯一覚えているのは、台湾の料理は美味しかったことです。美味しいものを食べたら、腹も立たなくなるし、元気がでます。それに、円卓を囲んで、同じ物を皆で分け合って食べるのは、「平等」とか「分かち合い」の原始的な方法なのかも知れません。そんな思い出があります。
興法精舎の食卓テーブルは、細くて長いです。縦44センチ、横幅100センチです。こんな幅の狭いテーブルに、人が向かい合って食べると、人間と人間の距離の近さを感じます。食堂の中には、目移りするような装飾品はないため、食事中の相手の顔や動作がよく見え、一緒に食べている親近感がわきます。親近感がわくことも想定して、食卓テーブルを、しつらえているのです。
スリランカの修行僧は、長老も少年も、同じ場所で、隣り合って、同じ物を、同じ時間に食べます。互いに分け合い、互いの食べるペースを感じ取ります。互いを見ることで、互いを知ることになります。食事の量が多かったり、少なかったり、残したり、顔色がいい、顔色が悪いもわかります。体調の悪い者には、仲間が部屋まで届けてあげます。食事の時、バラバラな時間で、好き勝手に過ごさないことは、人と人が親しみ信頼関係を築く、大切な時間なんだと私は思っています。
〝偉大なるお釈迦様よ 大師ら 偉大なる尊者達よ ありがたや 〟
※11時15分からの15分間法要に間に合わない方も、お越し頂いた時間にかかわらず、食事前には必ず講堂でお参りしてください。
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2月19日(水) 食事付き法要の日(友引)
※すでに予約で満席です。
10食限定
11:15 「15分間法要」スリランカのお経で、供養のお経を読みます。
11:35 食事接待の開始
14:30 終了
※食堂をいったん閉め片付け・大掃除。18時から通常に戻ります。
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次々回以降は、3月13日(金)、3月29日(日)です。
予約は電話か、Eメールでお願いします
☎ 0166-56-9006
dhammaudayavihara@gmail.com
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◎予定・献立内容
ロイヤル海老カレー
チャナダール豆のターメリック煮込み
ジャガイモのオーガニックスパイス炒め
ニンジンのタマリンドとブラウンマスタード炒め
ビーツの、カレーリーフ煮込み
香草とシラスの赤タマネギサラダ
スチームライス・黒千石ごはん