大使訪問の中止と、在小樽スリランカ領事館の山下領事の来寺

【大使訪問の中止決定と在小樽・山下領事の表敬訪問】

6月8日、在小樽スリランカ領事館の山下領事とチャンダナ一等書記官が来てくれました。

訪問の理由は、予定していた東京の駐日スリランカ大使館の大使ら訪問の日程が全て中止になったためです。

在小樽スリランカ領事館の山下領事とチャンダナ書記官が謝罪のために、わざわざ小樽から当麻まで来られ、中止の理由を丁寧に説明してくれました。

山下領事とチャンダナ書記官の丁寧で誠実な姿勢に敬意を表しました。

【中止の理由】
いわゆる一部のスリランカ政府関係者と官僚達の目に余る職務怠慢ですね。

昨年、スリランカ政府は政治家と官僚の汚職と職権乱用による腐敗が原因で国家が経済破綻しています。その悪影響が相当影響しているようで、この度の大使訪問も大いに関係しているように感じました。

【困っているのは全うなスリランカの自国民と日本人支援者達】

在小樽スリランカ領事館の領事を委任されている山下領事は極めて誠実です。職務に対する義務責任感と、人の善意に報いようとする正義感が優れていらっしゃいます。領事の一等秘書官の
チャンダナ氏も同様です。

スリランカ国民は、国民全員で国を再建しなければならない苦難の道にあります。誠実な人たちの、誠実な働きと人の努力によって、母国再建に励もうというスリランカの自国民がいます。

和尚は誠実な山下領事とチャンダナ一等書記官にたいして、今後も誠実に生きて母国再建に励む在留スリランカ人と山下領事の手助けをすること約束し終始和やかに会談を終えました。

【電話ではなく直接でむく領事の姿勢】

山下領事は「電話で済ませることは簡単であるけれど、直接相手の顔を見て会話をすることが相手への誠意であり、信頼関係を損ねないために必要なことだと考えてます」と話していました。

スリランカ人のチャンダナ一等書記官にも丁寧に人と付き合い、相手の利益を損ねない丁寧な配慮が全てのスリランカ人の利得になるとも教えていました。

大変素晴らしいことで、このたびの一件で一番大切な事を実行されたのだと、和尚は敬意を表しました。

人徳教育が十分でない人が国の政治を世襲でまかない、権力偏向になると汚職と利権まみれになり、国家は破綻の方向に向かいます。

我が国も岐路にあるかと感じる和尚です