地鎮祭 無事終了

寺を建てる。今から約15年前に想いを興し、仏教に救いを求める人々の為の寺を建て、僧侶においても遠方よりはるばる尋ねに来る価値のある寺にすると決めてから長い時間である。

仏教と僧侶に救いを求めてくる寺は、もっとも、誰もが気軽に立ち寄れる寺をめざし、15年の間には必要な選択と変化を繰り返してきた。ランカ島での修行、高野山での日々、この10年を含め、様々な思い出がよぎった今朝。本日、地鎮祭の儀式「土公供」では、鎮壇具の他、スリランカ仏跡地7カ所の舎利石も埋め、地鎮祭は終了した

地鎮祭の準備をしていた早朝、始まる前、冷えた空気、快晴の空に、ふと・・・わずかに生ぬるい風が吹き、なにひとつ曇りない空にもかかわらず、数秒・・・30秒くらいだっただろうか・・・わずかに雨が降った。

経典や言い伝えにある「甘露の雨」であるのはすぐにわかった。まことに大吉祥の日。土地の神々、四方八方十方の、仏菩薩や天神達の祝福でもって歓迎された日であった。

ここまで15年の意思、意欲、判断に間違いなし。
なんとも忘れがたい素晴らしい一日

ありがたや~

※出席者 眞弘寺総代長、土地寄進の総代顧問ほか、壇信徒および親交の方々を含め24名が集われた