和尚の小話:賢い視野と性格の向上

お釈迦様の「覚り」が何なのかとと探ることの毎日ですが、到達点を見えてきたわけではありませんが、日ごとに近づいていると思っています。

6月15日は弘法大師空海の生誕日でありますが、日本人の仏教史の中で最も優れた僧侶だと私は信仰を抱いています。

さて、人と接する時、すなわち社会と接する時は、全体を見て行動をする思考をもつことができれば、自分の人生の質は向上すると信じています。

人と関わる時は、すなわち社会と接する時には、いつでも自分の言いたい直感的でがさつな言葉を発することはせず、相手の性別、年齢、仕事、趣味趣向、家族構成、広くは生き方などを全体的に見て接することができれば人生の質はよくなります。

全体を見て生きることができれば、悪口、悪態、誹謗中傷、非礼かつ無礼、高圧的で抑圧的な姿勢は自分自身から生じることはなく、そのような人は自分自身から遠ざかっていくものです。

人間がもつべき優しさと思いやりは、全体を見ることができる広い視野から生み出されるものです。

そして、その広い視野がもたらす優しさと思いやりは、観察力である洞察力をも生み出すものです。

四方八方、全体と背景を見て語る

四方八方、全体と背景を見て建設的に考える

それが賢者の智恵だと、私の師匠は私に教えてくれています。

日本人の仏教史上、最も優れた僧侶である弘法大師空海は、広い視野、深い洞察力、全体と背景をみて今と未来を語ることができた偉大な尊者であると、私は信仰と敬意を抱いています。

私にとりましても、6月15日は、誠におめでたい日でありました。

世尊釈迦牟尼如来、大師ら偉大なる尊者達よ

ありがたや