仏教では、規律を遵守することを大切にしています。お釈迦様や弘法大師空海さんは「人の世は欲が強い」と言われています。自分の心の中の「欲」が強が強すぎると、ワガママになったり、怒ったり、貪ったりして、悪い心が芽生えてしまいやすくなります。そのような善くない心になると、他人への「気遣い」が後退していまいます。他の人の気持ちに配慮することは、お互いに幸せに過ごすために大切なことです。そのため、仏教では「自分を戒める」ことを修行の初めに説いています。仏教で説く、規律を意味する専門用語を「戒律」と言います。
興法精舎では、参拝に訪れる方が、どなたであっても、お互いに気持ちよく、安心して過ごすために、参拝者のための戒律である「規則」を設けています。興法精舎に設けている「規則」は、決して難しいことではございません。以下のことを必ず守り、いつでも、居合わす方が誰であろうとも、自他共に、気持ちよく、安心して過ごせるお寺にしましょう。
【お寺利用の、八つの戒め】
大原則「五戒」の遵守
殺さない、盗まない、不倫や浮気をしない、虚言をしない、お酒を飲まない(喫煙も含む)
一、仏像、仏画、経典の撮影、および転写
二、僧侶との会話の録音、他人の会話の録音、お経の録音、寺内での動画撮影
三、携帯電話で、ネットLIVE中継
四、他人を撮影すること(被写体として、私、僧侶も含みます。)
五、利用者同士の他人の悪口、誹謗中傷、破壊行為、仲違い行為、ケンカ
六、占い行為(手相、星座、タロット等々)、施術行為(マッサージ、宗教的な安息行為を含む)
七、他宗教の勧誘、営業行為・商品の勧誘
八、悪意ある意図的な不敬行為