公式記録

【はじまり】

私、阿部真典は、平成19年(2007)年より、スリランカで奉仕活動も続けています。この奉仕活動は、個人的な奉仕活動として行っています。

【理由】

スリランカ上座部派が伝える仏教は、アショーカ王とマヒンダ長老、サンガミッター尼によって、お釈迦様の意志が運ばれた、純潔で尊い原始「仏教」であります。高野山の仏教は、弘法大師空海が労苦を重ねられ伝えられた、極めて尊く優れた仏教の教えであります。両部派の伝えもつ仏教には無限の智恵が詰まっています。

それら仏教を知るスリランカと高野山の尊者達が、仏の教えを学ぼうとする決意ある者に、惜しみなく仏教を教えていることは、私を含め、この上なく幸せであり、有り難い気持ちであります。

【「仏教」を通じてスリランカに還す】

私は常時、スリランカ上座部派の戒律の袈裟を着用し、仏教の布教においては、スリランカの尊者達の教えと、弘法大師空海が伝える真言の教えを中心に、「仏教」を幅広く伝えています。

その様な生き方をする僧侶の私に、人々は仏の教えに接する事に「布施」をされます。それら有り難く尊い「布施」の一部を、スリランカと高野山に還すことは、私個人が仏教僧として生きている上で、当然の責務であり、「施した人の功徳」と「施した人の願い」を成就するためにも、私が奉仕活動を通じて「還す」ことは、高野山で菩薩戒を誓った私の義務だと信じています。

それら還元される「布施」の功徳(効果、効能)は、この上なく尊く、優れたものであり、願いが成就するものであり、「施した人」にも「施された人」にも、偉大な力が発揮されるものだと私は信じています。

【主な協賛者】

大阪府堺市東部仏教協会、高野山真言宗宗昌寺(島根県松江市)、井川僧正、佐々木僧正、野村氏(優婆塞)、興法精舎有縁の信徒、有縁の高野山真言宗の僧侶。※姓名略称表示してます。

【公式記録】

平成19年(2007年)より、令和2年(2020年)までの主な記録のうち、公式記録として2009年より記録しています。2007年から2008年までは主に、路地生活者、身近な人々へ中心に活動していた為、公式記録としては残っていません。

以下主な公式記録です

【医療器具支援】アハンガマ町ゴンナガーヘ病院、ブーッセ海軍病院。(血液検査機、心電図、救急医療器具、産婦人科出産設備、診察器具、医療必要器具他)

【医療支援】緑内障手術、義足新調、白血病治療、老人介護施設支援、準救急車両登録他、低所得者対象のメガネの寄進(22名分)

【学童支援】少年僧侶養成学校運営支援、日曜仏教学校教材支援および図書館建設、幼稚園教材支援、障害者施設教材支援、障害者学級教材支援、低所得者世帯への教材支援。

【奨学金】返済不要の修学奨励・奨学金(ロイヤルカレッヂスクール在学の生徒1名受け持ち中)、1名卒業済み。

【インフラ関連】井戸造り、低所得者の住宅建築支援。

【布教・励まし】仏教法話、家庭を訪問して読経や言葉をかけて激励などもあり。

【両国・友好交流】日本人の観光団体によるスリランカ歴訪、スリランカ仏教の体験および巡礼の旅(2度)

上記に掲載されない、路上生活者への食料支援など、小規模支援も多数あります。

今後の目標は、従来の医療学童支援を継続の他、真言宗および日本の僧侶によるスリランカへの短期仏教留学が可能な僧坊の建築や教材の充実などを含め、次世代の僧侶育成にも携わりたい。

掲載の写真は、2009~2017までの公式記録です。

※2018~2020までは別途記載します。